クレジットカードの歴史

クレジットカードの歴史から見る世界でのクレジットカード文化のはじまり世界におけるクレジットカード文化のはじまり

1950年にアメリカで世界で最初のクレジットカード会社であるダイナースクラブが誕生しました。
世界で最初にできたクレジットカード会社はダイナースクラブです。そのダイナースクラブは、1949年にニューヨークの実業家フランク・マクナマラが、レストランでの会計の際に財布を忘れて支払いができず恥ずかしい思いをしたことをきっかけに現金を持ち歩かなくても食事ができる仕組みを考えだしました。

そして翌年の1950年にフランク・マクナマラは、百貨店ブルーミングデールの創始者の孫であるアルフレッド・ブルーミングデール、弁護士のラルフシュナイダー等によってダイナースクラブが設立されました。

そして世界初のクレジットカード会社『ダイナースクラブ』が誕生したのです。

当初のカードは紙製でしたが、1960年に日本ダイナースクラブから現代と同じプラスチック製のカードの使用が提案されたのがきっかけとなって、他国のダイナースクラブに一気に広がることとなりました。

世界で初めてトラベラーズチェックを発行したアメリカン・エキスプレスがクレジットカード業界に参入!1958年、世界で初めてトラベラーズチェックを発行したアメリカン・エキスプレスがクレジットカード業界に参入します。
そして1960年にアメリカホテル組合が発行していたユニバーサル・トラベル・カードを買収することによりアメリカン・エキスプレスは急成長して行きます。

1958年にバンク・オブ・アメリカがバンカメリカードを発行します。これが現在のVISAカードになります。同じ1958年にバンク・オブ・アメリカが現代のVISAの前身である『バンカメリカード』の発行を開始します。
バンカメリカードは飛躍的に発行枚数を増やし、1966年にはバンク・オブ・アメリカは他行に対してもバンカメリカードを発行する権利を与えて行きます。

1968年にアメリカ東海岸では現代のMasterCardの前身となる『インターバンクカード協会』が設立されます。
インターバンクカード協会は、チェース・マンハッタン銀行が中心となって誕生したのですが、VISAの前身である『バンカメリカード』もMasterCardの前身となる『インターバンクカード協会』もいわゆる銀行系カードになります。

ダイナース、アメリカン・エキスプレス、VISA、MasterCardの世界で最初の4大ブランドが生まれました。
こうしてダイナース、アメリカン・エキスプレス、VISA、MasterCardの4大ブランドが誕生しクレジットカードが発展して行きます。


クレジットカードの歴史から見る日本でのクレジットカード文化のはじまり日本におけるクレジットカード文化のはじまり

1960年に日本で初めてのクレジットカード会社『日本ダイナースクラブ』が誕生します。日本では、1960年に丸井が月賦払い用のカードを発行したことがきっかけとなり、同年に現在のみずほ銀行である富士銀行と現在のJTBである日本交通公社が手を組んで、日本ダイナースクラブを設立しました。

それが、日本でのクレジットカードの始まりと言われています。
その後、各都市銀行によるカード発行会社が相次いで誕生して行きます。


日本を代表する国際ブランドのJCB日本を代表する国際ブランド『JCB』もその一つです。
JCB(ジャパンクレジットビューロー)は、1961年に日本信販と三和銀行によって設立されました。


1967年にダイヤモンド・クレジット、DCカードが誕生します。1967年には三菱銀行がDCカード(ダイヤモンド・クレジット)を住友銀行が三井住友カード(住友クレジットサービス)を設立します。





1969年に6銀行が手を組みユニオンクレジット(UCカード)を誕生させます。1968年には東海銀行が現在のUFJニコスカード、当時のミリオンカードサービスを設立し、翌年1969年には三菱銀行、第一銀行、富士銀行、日本勧業銀行、埼玉銀行、太陽銀行が手を組みUCカード(ユニオンクレジット)を設立しました。
※後に大和銀行、三井銀行が加わり三菱銀行が抜けています。

こうして誕生した日本のクレジットカードも当初、海外で利用可能なカードを発行していたのは、日本ダイナースクラブだけでした。
その他のカードは国内専用でしたが、世界ブランド(アメリカン・エキスプレス、MasterCard、VISA)との提携により国際化が進んで行きます。

クレジットカードの歴史から見た国内クレジットカード会社の国際化の動き国内クレジットカード会社の国際化の動き

1967年 JCBがアメックスと提携
1968年 住友クレジットがVISAの海外専用カードを発行
1970年 DCカードがMasterCardと提携
1971年 ミリオンカードサービスがMasterCardと提携
1972年 ユーシーカードがMasterCardと提携
1973年 日本信販がMasterCardと提携
1980年 住友クレジットが日本のVISAカード発行会社のVISAジャパンを設立し住友VISAカードを発行
1980年 アメリカン・エキスプレスカードがゴールドカードを発行
1981年 オリエントコーポレーションがMasterCardと提携


クレジットカードの歴史から見た国内VISAカードの歴史国内VISAカードの歴史

日本で最初のVISAカードを発行したのは住友クレジットでした。他の会社は発行する権利がなかったのです。なぜならVISAカードを発行するためにはプリシリンパルメンバーでなければならないからです。当初、VISAカードを発行できるのは住友クレジットだけでした。
何故なら、住友クレジットとVISAジャパンだけがプリシリンパルメンバーだったからです。
※プリシリンパルメンバーとは、VISAインターナショナルから発行権や開拓権を与えられた者のことです。

その為、当時はMasterCardと提携するカード会社が殆どでした。
勿論、発行枚数もMasterCardの方が圧倒的に多かったのです。

そこで、1986年にVISAインターナショナルは、日本信販にVISAのスペシャルライセンシーメンバーとして発行権のみを与えました。
そして日本信販は、翌年から『日本信販VISAカード』を発行することになり、VISAとMasterCardのデュアル発行ができるようになりました。

1988年に日本信販を中心に国際カードビジネス協会が設立されます。
他のカード会社は、MasterCardしか発行できませんでしたが、この『国際カードビジネス協会』の会員になることでVISAカードを発行できるようになりました。

また、VISAジャパンもVISAとMasterCardのデュアル発行を可能にするため、1989年にMasterCardの発行権を与えるオムニカード協会(MasterCardプリンシパルメンバー)を設立します。
このことにより、VISAジャパンに加盟しているカード会社もVISAとMasterCardのデュアル発行が可能となりました。

国内カード発行会社が相次いで海外のカード会社と提携していく中、JCBだけは違った路線を進んでいました。
JCBは、海外でも盛んに加盟店開拓を進めていき世界中に加盟店を増やしていきました。

そして自社ブランドを国際化していったJCBは、世界中で認められるようになり、今ではダイナース、アメリカン・エキスプレス、MasterCard、VISA、JCBが5大国際ブランドとして認められるようになったのです。


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